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事例を学び、関係改善へ|不登校で保護者からよくある質問とその回答

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事例を学び、関係改善へ|不登校で保護者からよくある質問とその回答

不登校の保護者は子どもに対して、どう接するべきなのか。

事例をもとに公認心理師が回答した質問と回答を掲載しました。

子どもへの接し方、考え方など事例を知ることで状況を客観視し、関係改善へとつなげていきましょう!

不登校の子どもを持つ保護者からの質問・回答一覧

子どもとの関わり方をどうするべきか

子どもとどのようにかかわったらいいのかわからない

子供の努力・根性・性格のせいにしないことで、子供との協力関係を作り、それを維持しましょう。 不登校を解決するためには、

  1. 子供本人が自分自身の課題やテーマに向き合い、
  2. 解決策をいろいろ試して効果検証することが必要となります。

必ず①を経て②に取り組むことが大切です。しかしながら子供が①を達成することは難しいのです。

すべての不登校の子供が「学校に行こうと思った数が学校を休もうと思った数よりも多い」というのは決まっているのですが、ほとんどの場合、不登校を子供の努力・根性・性格のせいにされてしまっていること、

学校という場が「本気で変わろうと思えば変われるはずだ、本気で変わろうと思ってないから変われないんだ」という暗黙裡のメッセージになっているので、

不登校の子供は、自分はダメだと自責の念に押しつぶされそうになっていて、生きるか死ぬかで悩んでいます。

子供の努力・根性・性格のせいにしないで不登校を解決できるのか疑問に思われると思いますが、その点については専門家に尋ねましょう。

登校か、様子見か

登校を促す?不登校を見守る?

行動する前に見立てましょう。

促すのか見守るのかを判断する前に、専門家と共に子どもの脳・体・心が登校に耐えられる状態にあるのか見立てていく必要があります。そしてその見立てを子どもと共有していく必要があります。さらに、学校がお子さんの登校を受け入れられる状態にあるのかも見立てていく必要があります。促すか見守るのか判断し実行・その効果検証をするのはそれらをした後です。

学校について話すべきか

学校のことを子どもと話題にする?話題にしない?

もっと話題にするべきものがあります

子供は学校に行くか?行かないか?よりも、生きるか死ぬかで悩んでいる場合が多いので、学校に行く・行かないを話題にしている場合ではありません。

不登校になったことによって登校していた時よりも体と心が楽になっているのか、ちっとも楽になっていないのか、むしろ死にたい気持ちが強くなっていないかどうか、子供に確認してください。

専門家・カウンセラーに相談すべきか

専門家に連れていく?連れて行かない?

専門家には連れていきましょう。その前に父親が主体となって悩みましょう。行動しましょう。

小学校・中学校・高校のいずれにしても不登校解決のカギは父親が健在の場合は父親にあります。それは母親だと子供の性別にかかわらず子どもに力で負けてしまったり、ケガをする可能性があるからです。不登校を解決しようと親子がコンタクトをとると、時に発作が起こって暴力が生まれる場合があります。

親から子への暴力、子から親への暴力があります。暴力は決して許されることではありません。しかしながら、もし起こったときに母親だとケガをしてしまうことが多いでしょう。そうなったときに発作的に暴力をしてしまった子供は母親を見るたびに胸を痛めることでしょう。それは子供の自死につながってしまうかもしれません。

そもそも、子供は教育を受ける権利を有しているだけなので、その権利をどのように行使するかは自由なのです。でも、親には子供に教育を受けさせる義務があります。不登校になったら、義務を果たしていないのは子供ではなく親なので父親が悩む必要があります。ただし、学校に登校されることだけが教育を受けさせることにはなりません。専門家と共に父親が主体となって、不登校に取り組みましょう。

課題・ハードルは与えるべきか

自習などの課題を与える?与えない?

自習に耐えられる体と心になっているか見立てましょう。

不登校になって、まず始めに目指すのは学業復帰に耐えられる体と心になることです。学業復帰とは家庭学習(自習)のことです。

学校に登校する学校復帰を目指すのは学業復帰が達成されてからしばらく後にです。家庭学習(自習)に耐えられる体と心にあるのか専門家と共に子供を見立てる必要があります。そして、子供にその見立てを共有します。その上で自習課題を与えます。

ゲームは与えるべきか

ゲームを与える?与えない?

子供をプロスポーツのトップアスリートに育て上げるべく、情熱も時間もお金も子どもに注げるのであれば与えましょう

プロゲーマーの写真

2020年現在、数年前からゲームがe-sportsと呼ばれ、国外では優勝すると3億2600万円、大会にエントリーできるだけで560万円の賞金を獲得できるフォートナイト(約2キロメートル四方の小さな島で100人のプレイヤーが戦い、最後まで勝ち残った1人(または1組)だけが優勝するというバトルロイヤル・ゲーム)や、

国内では優勝すると4000万円+自動車+スマホなどを獲得できるモンスターストライク(味方のモンスターを引っ張り、おはじきやピンボールのように敵に当てて倒して遊ぶ)など、ゲームで生活が成り立つほどお金を稼げるようになりました。さらに、ゲームのプレイ動画をyoutubeで配信して、そこにCMが挟まれることで広告収益が月額何十万も得られるということも可能になっています。

もちろん、すべての人がお金を稼げるようになるわけではありません。しかしながらゲームをすることが収益につながる時代になったことで、子供たちに「ゲームばかりやってさぼってないで、勉強しなさい」という声かけではなく「さぼってないでゲームやり続けなさい」と声かけしてもおかしくないようになったのです。

ところで、学校に通学することで獲得できる能力があります。これは特に時給で働くときには必要となります。その能力とは、『決まった時間に決まった場所に行って決められた時間だけそこに居続けること』です。

ゲームで稼ぐようになるには、例えば8時間を週5でゲームをやり続けられる体と心が必要になったりします。ゲームをやるのなら、気分によってやったりやらなかったりではなく、例えば休憩をとりつつも実働8時間ゲームをやることのできる体と心に子どもがなれるように親子で取り組むのです。

ここで、ゲームの注意点をお伝えしておきます。人の脳は現実とバーチャルリアリティやゲームの差をあまり認識できないのです。

例えば、先ほどのフォートナイトは1対99のサバイバルゲームなのですが、あれがゲームでなければ戦時下の軍隊に入隊することと同じだと思います。いつどこで敵が現れるのか、あそこにいるのは敵か味方かなど、戦場ではピリピリと神経を張りつめると思います。

実際の軍隊では入隊すると食事や身体トレーニング、メンタルのサポートなど十分な支援を受け、なおかつ、戦場にでるメンバーに採用されるかというセレクションがあると思います。ですから、戦場に出るストレスは、セレクションされた特別な兵士にしかかからないようにできています。

それであっても、戦場に出るとトラウマになったりする場合があるのに、ゲームにおいてはそうした準備のない、そうしたストレスに耐えられる体と心になっていない子どもも戦場にでるストレスがかかってしまうことが大きな問題となります。

ですから、ゲームを与えるのなら、野球やサッカーなどのトップアスリートを育てる・支援する覚悟で、親の情熱と時間とお金を注ぐ必要があります。その結果、1日8時間週5ゲームをやれるような体と心が手に入ったら、もしゲームで稼げなくても、ほかの仕事も行えるようになると思います。

ストレスを与えるべきかどうか

ストレスをかけてよい?よくない?

ストレスをかけるのはよくありません。

ストレスは脳・心・体の機能を低下させてしまいます。不登校の子供本人と協力関係を結び、子どもが周囲に対して注文をつけられるように支援します。これをわがままととらえるのではなく、現時点での最高のパフォーマンスを発揮するためには、子供の主張する配慮が必要なのだと認めた上で、子供のチャレンジを応援しましょう。

不登校の子ども本人への対応と登校しているきょうだいへの対応をどうしたらよいか?

登校しているきょうだいに対して、不登校しているきょうだいがなぜ不登校にいたったのか説明してあげましょう。

きょうだいの中に不登校している子供がいると、登校しているきょうだいが「○○だけ家にいてずるい」などと言ったり、「○○が学校に行かないのなら僕も行かない」ということがよくあります。そのような事態になるのは、不登校のきょうだいがどうしてそうなってしまったのかを理解するための情報が、登校しているきょうだいに伝えられていないからです。

学校に行かないという登校している子供にとっては理解しがたい行動を説明してくれる情報が必要となります。そのためにも専門家への相談と見立て、その見立てを不登校しているきょうだいと共有しておいて、登校しているきょうだいに対してどのように説明するとよいか話し合っておきましょう。

母親は仕事を辞めて対応すべきか

子どもの写真

母親は仕事を辞める?仕事をする?

父親が仕事を辞めるか?働き方を変えられないか?考えましょう。

不登校解決の主体は父親です。もし子供が不登校になったら、父親が仕事を辞められないか?働き方を変えられないか?検討し、父親が主導で取り組みましょう。

家族内での方針の不一致はどうするべきか

父・母間の子育て方針の不一致、父母・祖父母間子育て方針の不一致はどのようにしたらよい?

子育てについての役割期待(こちらがしてほしいこと)をすり合わせましょう。

子育て方針に不一致がある場合は以下の3つで整理するとよいでしょう。

  1. こちらのしてほしいことをあちらがしてくれない
  2. こちらのしてほしくないことをあちらがしてくる
  3. あちらのしてほしいことがこちらのしたくないもしくはできないことである

父・母・祖父・祖母それぞれが①~③を発表しましょう。もちろん不登校の子供本人にも①~③があります。

きょうだいがいる場合はきょうだいもそれぞれ①~③を持っています。これらにズレがあるとストレスになりますので、最大限お互いに配慮できるとよいですが、

それぞれの①~③はおそらく、「○○してほしいのに、○○してくれない」とか「△△してほしくないのに、△△される」というように相手に対しての行動命令のようになっています。

行動命令のやり取りでは、それぞれの仲は深まらずに溝が深まります。それぞれの行動命令の下にどんな本心:感情一言ワードがあるのかをとらえるようにしていくと、仲が深まったりします。

感情一言ワードは「苦しい」「痛い」「不安」「怖い」などです。そうせざるを得ない「トラウマ」「身体」の事情がそれぞれにあったりもします。

役割期待を表にして専門家に相談してみてもよいでしょう。

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