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About UsASJについて

私たちが目指す教育の未来

Core Value大切にしている価値観

優秀な子になるのではなく、
最高の自分になるための教育

子どもはダイヤの原石。
それぞれが個性や才能・資質という色も形も大きさも異なるダイヤの原石を内に秘めています。それが私たちの考える教育の出発点です。

しかし、現在の日本の教育現場では、子ども一人ひとりが秘めている原石を磨くことに費やせる時間、仕組みが不十分であることが少なくありません。子どもの持つ原石そのものを磨くよりも、原石の上に画一的な知識や技能のコーティングを施して、見た目を「きれい」に仕上げることがゴールになってしまっていることもあります。きれいに仕上がったいわゆる優秀な子は、一見、社会のロールモデルとなり羨まれる存在となるように思えますが、時代が流れ、社会が発展していくと、その「きれい」は時代遅れとなってしまいます。

私たちが考える教育(エデュケーション)の本来の在り方は、「子どもはダイヤの原石」であるという考え方に基づいています。教育の役割は、子ども自身に自分がダイヤであることを気づかせ、自らを磨いて輝かせる過程をサポートすることです。つまり、社会に評価される優秀な子を育てるのではなく、子ども自身が自分の可能性を引き出し、自分が輝ける方法で社会に貢献することを大切にしています。このようにして、優秀な子になるのではなく、「最高の自分を生きる人へと成長する」ことこそが、私たちの目指す教育の在り方です。

Vision / Missionビジョン・ミッション

Vision / 目指す教育の未来子どもが自分の学びを自由に
選べる社会をつくる

Mission / 私たちの使命オルタナティブスクールを
身近な選択肢にする

私たちの目指す教育の未来

「何のために学校に行くの?」と聞かれたら、あなたはどう答えますか?

本来、学びとは、自身の成長に繋がるものであり、「できた!」「楽しい!」「もっと知りたい!」とワクワクすることのはずです。現在通っている学校で子どもが生き生きと学び、過ごすことができているのであれば、それは嬉しく幸せなことです。

しかしながら、920万人の小中学生のうち約5%にあたる46万人が長期欠席者であり、その中で30万人が不登校であるという現実*、さらにその数が今後増加すると予想されていることは、日本の未来にとって深刻な問題です。これは、子どもたちの教育やメンタルヘルスに対する新たなアプローチが必要であることを示しており、従来の教育システムだけでは対応しきれない問題が存在しているということです。

もちろん国もこの状況について様々な施策を展開しています。その一つとして、学習指導要領にとらわれず特別なカリキュラムを実施することが認められた「学びの多様化学校(不登校特例校)」が設置されるようになり、2023年3月には「誰一人取り残されない学びの保障に向けた不登校対策」(COCOLO プラン)も公表されましたが、これらの取り組みの対象となるのは不登校児童生徒だけであり、学びの多様化学校の数もまだまだ限られています。

私たちは、多様化が叫ばれるこの時代において、学習指導要領に基づく学校か、不登校になったうえでの学びの多様化学校か、不登校か、という選択肢にとどめるのではなく、子どもが毎日目を輝かせながら学校に通い、最高の自分になるための自分の学びを自由に選べる社会をつくりたいと考えています。そのためには、様々な教育プログラムを提供する独自性のある学校を増やし、子どもたちの個性や資質に合った学校を積極的に選択できる仕組みが必要です。

その選択肢のひとつとして、オルタナティブスクールがあります。「オルタナティブ」とは「もうひとつの」という意味で、オルタナティブスクールは、独自の教育理念を掲げ、子どもの主体性や多様性を重視したプログラムやカリキュラムを提供しています。これは、国から認可されている公立や私立の学校(いわゆる一条校)とは異なる新しい選択肢として注目され始めています。

しかし現状では、オルタナティブスクールには学区の公立校に籍を置きながら通う必要があります。そして、その学校で不登校児童生徒として認定を受けることなく積極的にオルタナティブスクールを選択して通う場合、在籍する公立校での出席認定が得られないという課題があります。また、オルタナティブスクールは交付金も補助金も受けられません。そのため、学費はすべて各家庭の負担となり、通いたいと願っても経済的な障壁があるのが実情です。
これらの課題を解決するための第一歩として、私たちは、子どもたちが教育を自由に選べるよう、家庭の負担を軽減する「教育バウチャー(教育に使途を限定したクーポン)制度」を政府に提言し、オルタナティブスクールも適用対象となるよう積極的に推進していきます。この制度が実現すれば、経済的な制約に関係なく子どもが自分に合った教育を選択できるようになります。

多様な学びを提供するオルタナティブスクールが増え、「子どもが最高の自分になるための学びを自由に選べる」。それが私たちが目指す教育の未来です。 *2022年 文部科学省の調査より

Alternative School Japan
ロゴマークに込めた想い

子どもたちが自分の学びを自由に選べる社会へ
「最高の自分となって光り輝く未来の子どもたち(北極星)を目印に、同じビジョンを持つ人たちが協働して(盾)、今までたくさんの人たちが登った整備された道とは異なるもうひとつ(オルタナティブ)のルートをつくる。そのルートを歩む過程で多様な教育者・自治体が合流し、それぞれが互いのスタイルを認め合いながら、子どもが最高の自分に成長できる社会の実現という山頂を目指す」。
これがロゴに込められた想いであり、ストーリーです。

ロゴの成り立ち

Messageメッセージ

創設者メッセージ

解散をゴールにしてスタートした財団

2050年の未来は、「地球温暖化と環境破壊」「AIやロボットによる労働の移行」「超高齢化と人口減少」、そして頻繁に発生する「大規模な自然災害」といった複合的な課題に直面しています。これらの課題は、かつて誰も経験したことのない大きな環境変化をもたらします。このような環境下で、次世代の子どもたちが国内外で活躍し、多様な価値観を持つ人々と共生するためには、柔軟性と適応力が求められます。また、AIやロボットとの協働を含む新たな労働環境や、地球環境の持続可能な改善への取り組みに対応できる能力も必要です。

この2050年を働き盛りで子育て世代として迎えるのが、現在の小中学生です。しかしながら、920万人の小中学生のうち約5%にあたる46万人が長期欠席者であり、その中で30万人が不登校であるという現実、さらにその数が今後増加すると予想されていることは、日本の未来にとって深刻な問題です。これは、子どもたちの教育やメンタルヘルスに対する新たなアプローチが必要であることを示しており、従来の教育システムだけでは対応しきれない問題が存在しているということです。

最高顧問の大久保秀夫(左)と創設者の小針一浩(右)

この問題解決の一つとしてオルタナティブスクールがあります。
オルタナティブスクールとは、日本の「学校教育法」第三条に定められた設置基準を満たす教育施設のみが「学校」と名乗ることが許されている中、これらの基準に該当せず、独自の教育コンセプトで運営される学びの場を指します。オルタナティブスクールは、従来の教育システムの限界を超え、子どもたち一人ひとりの個性と能力を引き出し、それぞれの「志」を育むための個別最適な学びを提供します。独自の教育コンセプトは、学びの多様化と個別化を促進し、子どもたちがそれぞれの興味や能力に応じて成長できる環境を創出します。このような環境で彼らは自己のアイデンティティを確立し、他者と協働しながら社会的課題に積極的に取り組むことができるようになり、世界の多様性を理解し、異なる文化背景を持つ人々との交流において相互の尊重を基盤としたコミュニケーション能力を身につけることができます。

オルタナティブスクール・ジャパンは、現存するオルタナティブスクールの運営や経営を支援するとともに、新たに設立されるオルタナティブスクールの開校を積極的にサポートしていきます。これにより、将来的に直面する様々な課題に自信を持って取り組むことのできる子どもたちの育つ環境を、日本の隅々まで広げていきます。そして、オルタナティブスクールが誰にとっても身近な存在になったとき、私たちの存在は社会に必要なくなり、解散の日を迎えます。その日が1日でも早くやってくるよう迅速かつ精力的に活動していきます。

一般財団法人オルタナティブスクール・ジャパン
創設者/理事長 小針一浩

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