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活動報告 ― 活動報告 ―

2024.04.16

トークライブ「2050年の未来を生きぬく子どもたちを育てる学びとは」を開催!

2024年4月9日、ASJ設立に先立ち、「2050年の未来を生きぬく子どもたちを育てる学びとは」と題して、リジ(湘南ホクレア学園理事長であり、現在オルタナティブスクール・ジャパン(ASJ)の理事長でもある小針一浩)と葉山のオルタナティブスクール、ヒミツキチ森学園グループリーダーのあおちゃん(青山雄太さん)による出版記念(※)トークライブを開催しました。

「机の上の勉強だけしていて、この先の未来をたくましく生きる子が育つの?」「たくさん知識を身につけても、結局AIに代替されてしまうのでは?」そんな疑問に正面から向き合い、実際にオルタナティブスクールを率いながら、これからの学びを真摯に模索している二人。

あおちゃんからは、公立小学校の教員時代から、係活動を一工夫して「プロジェクト活動」を実践してきた経験を踏まえ、子どもが「やりたい」という気持ちを持ったときのエネルギーを大切にし「やりたい」をどれだけ表現できる場を耕してあげられるかがポイントになることや、ヒミツキチ森学園では3か月に1回テーマを決めて探究学習をプロジェクトで進めていること、プロジェクト活動の進め方も年々進化させていることについて紹介がありました。

また、もともと、湘南ホクレア学園を立ち上げるにあたって「イエナプラン」というオルタナティブな学び方に注目したリジが、既にイエナプランを取り入れて開校していたヒミツキチ森学園へ見学に行ったところからご縁が始まった二人ならではの、イエナプラン談義(自立個別学習、異年齢による学び、プロジェクトベース学習など)も盛り上がりました。

トークライブの最後には、参加者との質疑応答が行われました。「オルタナティブスクールに通わせたくてもお金がなければ通わせることができないのが現実。教育体験格差についてどう改善していけばよいと考えるか。」というご質問について、リジからは教育の多様化を実現するオルタナティブスクールがもっと増えて欲しい、そして費用面では、オルタナティブスクールが市民権を得られるような活動をこれからASJで精力的に展開していき、子ども一人一人に教育の予算がつくような仕組みにしていくことで教育体験格差を解消していかなければならないと考えている旨の回答がありました。

二人の熱い想いが溢れた1時間のトークライブはあっという間に終了しました。今回のトークライブが、未来を生き抜く子どもたちのためにどのような教育が必要か、皆さんとともに考えていくきっかけになればと思います。ASJでは、こうした新しい時代の教育、学びの場に関心がある方々との交流の場も、引き続き作っていきたいと考えています。

今回のトークライブの全編を以下の動画でご覧いただけます。

ASJでは、未来を生きぬく子どもたちを育てる学びの場を提供するオルタナティブスクールの立ち上げや経営の支援を行っていきます。
ASJの支援プログラムにご関心のある方や、取材・講演のお申し込み・ご依頼については、こちらよりご連絡ください。

(※)
『2050年を生き抜く子を育てる「もうひとつの学校」』(まる出版)
小針一浩(リジ・湘南ホクレア学園理事長)著

『係活動にちょっとひと工夫 「プロジェクト活動」のススメ』(明治図書出版)
青山雄太(あおちゃん・ヒミツキチ森学園グループリーダー)著

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