サポーターになる!
Activity Report活動報告

活動報告 ― サポーター紹介 ―

2024.06.17

太陽光発電で脱炭素社会を目指す〈株式会社サンエー〉

この度、一般財団法人オルタナティブスクール・ジャパン(以下、ASJ)は、「次世代のために未来の生活環境をまもる」をミッションに掲げ、太陽光発電で脱炭素社会をつくる事業を全国に展開する〈株式会社サンエー(代表:庵﨑 栄氏)〉が、ASJサポーターを引き受けてくださることになりました。

「なぜ、太陽光発電の事業をやるようになったのですか?」という質問に対する庵﨑社長の返答を聞いて心を打たれました。

「僕の幼少期にオイルショックがあったんです。そのときにトイレットペーパーをたくさん買い込んでいるおばあちゃんの姿は今でも忘れられません。おばあちゃんは大正14年生まれで、松竹の女優だったんです。寅さん(男はつらいよ)の映画にも出てたんですよ。彼女が女優として一番輝いていたであろう年齢のとき、第二次世界大戦が起きてしまいました。女優の彼女は、『兵隊さんたちを励ますために、海外に出向いては歌を歌うなどしていたんだよ』と、子ども時代によく話してくれてたんです」と。

そして「おばあちゃんは『日本には資源がないから、この戦争は石油の奪い合いが原因だったんだよ』と言っていたことを、歳を重ねていきながらも鮮明に覚えていました。そして『いずれは石油は枯渇する。そうしたら世界では再び石油の奪い合いのために戦争が起きてしまうかもしれない』と考えていました」。

高校生となった庵﨑さんは、学校の図書室で「太陽光発電」と背表紙に印刷された本と出会います。いずれ枯渇するであろう石油に依存することなく、人間同士が奪い合うこともなく、誰もが手に入れられるクリーンなエネルギーのことがそこには記されていたのです。実家が電気屋さんだった庵﨑少年は「これだ!」と思ったそうです。

とはいうものの、ソーラーパネルを製造するには大きな資本も必要です。「太陽光発電はいずれは僕らの生活に必要不可欠なものになる!」と思いながらも、電気工事士となり、24歳で電気工事の会社を起業します。そんなある日、「太陽光発電の工事をしてほしい」と依頼があり、誰もがノウハウの無い手探りな工事に率先して取り組み、「太陽光発電の工事といえばサンエー」と言われるほどの信頼を得るようになっていきます。

そして今、「誰もが電力を自給自足できる社会をつくりながら、地球を脱炭素社会へと導いていきたいのです」と庵﨑社長は力強くビジョンを語ります。

おばあちゃんの話していた「資源を奪い合う社会」から、資源を奪い合うことのない「エネルギーを自給自足できる社会へ」と進化させて、ミッションである「次世代のために未来の生活環境をまもる」を実現していくという話は、ASJが掲げる「子どもたちが自分の学びを自由に選べる社会へ」というビジョンを実現することで、「競争社会から共創社会へ」と社会がアップグレードしていくことに通ずるところがあります。それゆえに、株式会社サンエーからASJがサポートを受けることは大変意義のあることだと感じたのです。

また、コラボレーター(※)としても、オルタナティブスクールの子どもたちに「太陽光発電をしている工場の見学」や「校舎の太陽光パネルの設置のアドバイス」なども検討してくれるそうです。それらの活動については、「活動報告」のカテゴリーにてお伝えしていきたいと思います。


オルタナティブスクール・ジャパンでは、私たちの使命や活動に共感してくださる企業・団体・個人の「サポーター」と「コラボレーター」を募集しています。参加してくださる方は、こちらよりお問い合わせください!

※コラボレーターとは:
ASJの取り組みに賛同し、活動に協力・協働してくださる企業・団体・個人の方々を、ASJでは「コラボレーター」と呼んでいます。サポーターとの違いは、寄附ではなく、サービスや物品などを提供してくださることです。例えば、一般には有料で提供しているWebサービスをASJスクール会員には無料やお値打ちの価格で提供してくださったり、活動する施設や設備を提供してくれる法人や、ご自身の専門分野をASJコミュニティの発展のためにプロボノ活動してくださる個人の方などです。

Contact

お問い合わせ

お問い合わせはフォームまたは
電話にてお願いいたします。
お問い合わせフォームへ

TEL:0466-96-0435(平日:9:00〜17:00)